■「かんたんセルフケア」 月の光  ━仲秋━

心身と暮らしのクリーンアップ
email magazine 2020.09.25配信 Vol.004

◆風に涼しさを感じるこのごろ。アーユルヴェーダでは、秋の宵に 月の光を浴びながら散歩をしたり、お月見をすると、夏から秋口にかけて 悪化したピッタ(体にたまった 不必要な熱や心の中の激質)を 、月の冷たいエネルギーで 鎮静できるといわれています。月が一年で最も大きい仲秋の名月に、裸足になって土の上でお月見をすると、そのひと晩だけでピッタの乱れが 調整できるともいいます。日本では昔から、お団子やお白湯などを 月に供える風習があります。団子に月の光をあて、白湯に月の姿を映す。月のエネルギーを取り込んだそれらを 感謝して食し、心身のバランスを整える。とても自然の理にかなっています。今年の仲秋の名月は10月1日。 お月見で、自然の神秘に浸ってみては いかがでしょうか。

◆さてアーユルヴェーダでは、秋の水が 一年で最も健康によいといわれています。 経典「チャラカ・サンヒター」には 次の記述があります。 ”昼の間、日光によって熱せられ、夜、月夜の光によって冷却され、時間の経過によって熟し、アガスティア星によって毒を抜かれた 秋の水は、ハンサ水と呼ばれ 無垢にして清浄、甘露のごとく、 灌頂・飲用・沐浴に有益である” ハンサ水とは太陽と月によって 清められた水のこと。ハンサはサンスクリット語で白鳥を意味し、純粋性の象徴とされます。秋には、清らかな湧水を汲みに行くのも一興。

◆また9~10月は、干ししいたけや 切干大根など(市販の)乾物を、もう一度自分で干すのに最適の季節です! ザルにひろげた乾物を24時間外に出しておき、天日干しで太陽のエネルギー(陽)を、月光干しで月のエネルギー(陰)を 取り込むと、秋に相応しい サトヴィック・フード(心に清らかな影響を 与える食べもの)となります。ちなみに11月から3月の寒い時期に 干し直すときは、天日干しだけにして、夕方には室内に入れます。同じ乾物でも、季節に応じた干し方があるのは 奥深いですね。

太陽と月の光を浴びて

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