胃にやさしいあわ粥と副菜3種

年末年始にかけてのハレの日の食事などで、消化に重いものや体質に合わないものを食べ過ぎたり、ステイホーム中に運動する機会が減ってっしまったりしていませんか? 胃もたれ、便秘、下痢などの胃腸症状や疲労感が表れ、不調を感じる人が多いこの時期。消化に負担をかけない食事で消化器の粘膜を修正して消化力をたて直しましょう。食事の量を減らし、お粥、よく火を通した海藻、おろして火を通したれんこんややまいも、温かい野菜スープなどがおすすめです。

ひえ、あわ、きびなどの雑穀ごはんや根菜中心のおかずは体を温め、体の不調を正してくれる滋養

あわ粥(七分粥)

材料(5人分)
胚芽米・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1カップ
もちあわ・・・・・・・・・・・・・・・・2/1カップ
水・・・・・・・・・・・・・・・・・・10と1/2カップ
昆布・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10cm
塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/2

作り方
1 胚芽米ともちあわを合わせ、分量の水に昆布を加えてひと晩つける。
2 強火にかけ、沸騰したら弱火にして約1時間コトコトと炊く。
3 とろりと炊き上がったら、塩で味をつけて火を止める。

 好みで七味唐辛子をかけるとよい

ひじき煮

材料(4人分)
ひじき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30g
昆布水
ごぼう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60g
れんこん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60g
にんじん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40g
こんにゃく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100g
ごま油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ2/3
しょうが・・・・(みじん切り)1かけ分
しょうゆ・・・・・・・・・大さじ1~1と1/2
みりん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1
しょうが汁・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1
梅干・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1個

作り方
1 ひじきはさっと洗い、昆布水につけて固めにもどし、ザルに上げて、2~3cm長さに切る。
2 ごぼう、れんこん、にんじん、こんにゃくは薄く切る。
3 油を熱してしょうがを炒め、ごぼう、れんこん、にんじん、こんにゃくの順に炒め合わせて①のひじきを加え、さっと炒めて材料が浸るくらいのひじきもどし汁加え、ひじきが指でスッと切れる位までふたをして煮、ふたをとって少し水分を飛ばす。
4 しょうゆ、みりん、しょうが汁を加え、汁を少し残して仕上げ、煮上がる直前にたたいた梅肉をひと混ぜする。

こっくりと味がお粥に合う

ほうれんそうのごまみそあえ

材料(4人分)
ほうれんそう・・・・・・・・・・・・・・・・・・1束
塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々 
しょうゆ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々
白ごま・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ3
みそ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
だし汁・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ2
梅酢・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/2
しょうが汁・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/2

作り方
1 熱湯に塩を加え、ほうれんそうを茎からゆでてしょうゆ洗いし、3cm長さに切る。
2 ごまはいってよくすり、みそを加えてさらにすり、残りの調味料を徐々に加えてのばす。食べる直前に①のほうれんそうをあえる。


リンゴ酢でまろやかな酸味

割り干し大根のハリハリ漬け

材料(4人分)
しょうゆ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々
割り干し大根・・・・・・・・・・・・・(乾)40g
しょうが汁・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1
昆布・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10g
にんじん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60g
しょうゆ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
リンゴ酢・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ3
赤唐辛子・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1本

作り方
1 割り干し大根はよく洗い、かぶる位の水に7~8分つけてかためにもどし、ザルに上げる。
2 ①のもどし汁大さじ5を火にかけ、沸騰したらしょうが汁を加え、食べやすく切った割り干し大根を入れてさっと火を通し、ザルに上げる。もどし汁はとっておく。
3 昆布は細く切り、にんじんとしょうがはせん切りにする。
4 さめた②のもどし汁に、しょうゆ、リンゴ酢、赤唐辛子を加え、②の割り干し大根、③、赤唐辛子を加え、ときどき混ぜながら2~3時間以上おく。