かんたんセルフケア★自家製ドクダミ茶

心身と暮らしのクリーンアップ
email magazine 2021.05.25配信 Vol.009

古くから生薬としても活用されてきたドクダミ。梅雨前になると湿った陰地などに群生します。今回は家庭で作れる万能薬、ドクダミ茶をご紹介します!

ドクダミの葉や茎を乾燥させたものは、「十薬(じゅうやく)」という名前の生薬として知られています。
草丈20~40cm。繁殖力が旺盛で、地下茎を伸ばしてどんどん広がっていきます。
白い花びらに見えるのは苞(ほう)という葉が変化したもので、花は中心の黄色い棒状の部分!

1.ドクダミの地表部を採取します。

ポイント
・花が蕾のとき又は、花が開いて花粉が無くなってから、8月中くらいまでに、根元から摘みます。

・薬草の生命力を最大限にいただくには、陰暦にしたがって午前10時までに摘みます。

・水道水の塩素が薬草の成分を壊す可能性があるので、綺麗な場所で採取したものなら、なるべく洗わないように。

2.ドクダミを包丁で刻み、ザルや網などの上にうすくひろげて、風通しのよい室内、軒下、テラスなどで陰干しにします。真空パック又は、ビニール袋に入れて空気を抜けば、保管状態にもよりますが、1~6ヶ月間くらいの保存が可能。

3.梅雨どきのカビを避けるためには、乾燥の仕上げに乾煎りしてから、保管した方がより安心。ステンレス製のフライパンを使い、焦がさないように、弱めの火でじっくりと、両手を使って素手で煎ります。

ポイント
・薬草に水分が含んでいるときは白っぽい煙が出ますが、水分が抜けてくると、青い透きとおったような煙に変化してきます。香りも弱まってきます。五感を使いながら、茎がポキッと折れるようになるまで、煎りあげます。

・鉄製のフライパンは、アクが出て薬草が茶色くなるので避けた方がよいです。

4.急須でドクダミ茶を淹れます。

ポイント
・特別な治療目的の場合は、煎じて薬として飲みます。

・子宮収縮作用がでる場合がありますので、妊娠中は摂取をお控えください。

健康増進、血液サラサラ、美容そしてデトックスの効果が期待できるドクダミ茶。急須でうすめに淹れたり、麦茶などとミックスすればほんのり甘く、飲みやすくなります!