クリシュナ神と<アルジュナの木>2/2

■アルジュナ

サンスクリット名:アルジュナ
ヒンディー語:アルジュン
和名:サダラ
学名:Terminalia arjuna
科:シクンシ科
属:テルミナリア属

インドを原産とする、高さ20~30mの落葉高木 (画像:NatureLOC.comより引用)

アルジュナは心臓の機能や細胞を若返らせる効果に優れ、高血圧や狭心症など心臓の疾患の治療薬として、何千年もの間、伝統的に利用されてきました。

(画像:NatureLOC.comより引用)

野生の蚕は、アルジュナや沙羅双樹などの自然樹の葉を食べて成長し、樹上に繭を作ります。そこから紡がれたものを、タッサーシルクといいます。

タッサーシルクで織った模様

古代インドの大叙事詩「マハーバーラタ」に登場する英雄アルジュナ(クリシュナ神の親友)と同じ名前をもつアルジュナの木は、神木とされています。ガネーシャ神の降誕祭で、ガネーシャに捧げる21種類の葉のうちののひとつが、アルジュナの葉です。

(画像:UGAOOより引用)