「かんたんセルフケア」師走の食養生

寒さも本格的になってきて、体の芯から温まるものが食べたくなる師走。アーユルヴェーダでは、ヴァータ(風のエネルギー)のバランスを取る食生活を心がけると心身によいと言います。ヴァータは冷・乾・軽の質をもちますので、その反対の質の温かいもの、適度に油気のあるもの、適度に重いもの、水分の多いような食事です。

冬の大地の恵みから、自然界の安定したエネルギーを受けとりましょう!
・こっくりとした温かい汁ものや鍋もの、お粥、雑炊などで体の内側から水分を補給します。
・熱が逃げないように、くずあんをかけるお料理もおすすめです。
・お餅は体を温め、代謝を促す効果がありますので、この時季の食材としてぴったり。
・雑穀やそばの実も体を温めてくれます。
・山いもや里いもなどの滋養強壮食品や、霜の降りた白菜、ねぎ、大根、にんじんなどはますます甘味が増しておいしくなってきます。

2022年の冬至は12月22日(木)です。天文学的に一年で最も昼の時間が短くなる日なので、柚子湯を楽しんだり、かぼちゃやお汁粉を食べたりして体を温めることで、無病息災を願う風習が続いています。

◆小豆かぼちゃのレシピはこちらをご覧ください!

小豆かぼちゃ
ヴァータを鎮静する自然な酸味