ハヌマーンと<トゥルシー>4/5

聖仙ナーラダは、「ではラクシュマナを遣わすように」と言いましたが、ラーマは「わたしは光であり、ラクシュマナはわたしの影。二人は必ず一緒にいなければならない」と返答し、ハヌマーンに2人の悪魔を殺し、アヨーディヤーに戻ってくるよう命じました。

ラーマはハヌマーンが使命を果たせるように、悪魔たちを殺すための武器として、自分の①弓矢を手渡しました。また、他の神々もハヌマーンに加勢し、彼らの武器をハヌマーンに手渡しました。ヴィシュヌ神は②Conchほら貝 ③Chakra円盤、ルドラ神は④Thirusoolam三叉の槍、インドラ神は⑤Vajrayudha金剛杵、ブラフマ神は⑥Bramakapalam頭蓋骨、クリシュナ神は ⑦縄⑧バターボールシヴァ神は⑨斧⑩鹿。神々の力を象徴する10種類の武器をハヌマーンは10本の手に持ちました。して、この10種類の武器とは別に、ヴィシュヌ神の乗り物である神鳥ガルーダは、2枚の羽根をハヌマーンに与えました。最後に、シヴァ神は、3つめの眼をハヌマーンに与え、ハヌマーンの霊眼として、戦闘の場に顕現されました。(続く)

神話の伝わる
アナンタマンガラム・アンジャネーヤ寺院