薬草の宝庫コダチャドリ2/5

さて、ハヌマーンがラクシュマナを救うため、ドローナ・ギリを運んでいる途中、多種多様な植物が生い茂る、この山のかけらが、コダチャドリに落ちたため、コダチャドリは野生の薬草の宝庫となったと、地元では語り継がれています。

■コダチャドリ
南インドの西ガーツ山脈にある山頂
標高1343m
コダチャドリの語源は「丘のジャスミン」
ムーカンビカ国立公園の中央に位置し、生物多様性のホットスポットとみなされ、いくつかの固有種や絶滅危惧種の動植物が生息しています。山頂は強風のため不毛で、麓は密林に覆われているため、低い地上からは山頂が見えず、山頂の周囲には他にもいくつかの小さな山や丘があります。

■西ガーツ山脈
西海岸沿いにある、標高1,000〜2,690mの山々が全長1,600kmに渡って連なる山脈。インド全域の気候に大きな影響を与え、多くの川の水源となっています。生物多様性に富む重要地域であり、数々の国立園、自然保護区域などがあります。2012年、UNESCOの世界遺産に登録されました。

■「丘のジャスミン」とは?
学名:Wrightia antidysenterica
サンスクリット名:kuṭaja、ambikā
英名:White angel
流通名(和名):セイロンライティア
科:キョウチクトウ科
属:ライティア属
熱帯性常緑低木で、五弁の白い花を咲かせます。セイロンライティアのつぼみや花姿はジャスミンに似ていますが、芳香はありません。キョウチクトウ科の植物は有毒なものが多く、セイロンライティアにも有毒成分のオレアンドリンが含まれます。樹液で肌がかぶれる場合もあるので取り扱いには注意が必要です。

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セイロンライティア
野生生物、自然遺産の保護区
保護区の中で最も高所に位置するコダチャドリ丘陵