キャベツ・ロール・かんたん

キャベツの出回る時期になると想い出す味があります。20年前ニュージーランドのマーケットで出会った、揚げたてのスプリング・ロール! 中身はこれでもか!といわんばかりのキャベツだけ。そのシンプルなおいしさは衝撃的でした。以降、この味に魅せられてしまったわたしの作る春巻きの具は、キャベツオンリー。

今でもこの春巻きを頬張ると、自然を謳歌しながら生活していたあの頃の、太古の森や湖や虹がフラッシュバックします。

さてこの春巻き、さっぱりとしていてボリュームもあり、簡単に作れます。ざく切りにしたキャベツをざっと炒めて下味をつけ、春巻きの皮に包んで揚げるだけ。おいしいキャベツと春巻きの皮が手に入ったら、ぜひ試してみてください。

ニュージーランドでは洋ナシの甘いチャッネを添えて!

キャベツだけのスプリングロール

材料( 8~10個分
キャベツ‥‥‥‥‥‥‥‥‥250g位
ごま油‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥小さじ1
しょうがのすりおろし‥‥‥小さじ1
白ごま‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥大さじ1
塩、こしょう、しょうゆ‥‥各少々
春巻きの皮(あれば全粒粉)8~10枚
揚げ油

作り方
1 キャベツは太めのせん切りにする。
2 油でしょうがとごまを炒め、①を軽く炒めて塩、こしょう、しょうゆをふる。ザルにあげて自然に水気をきり、粗熱をとる。
3 春巻きの皮で②を包む。
4 揚げ油を160度に熱し、③を巻き止まりを下にして入れ、最後に温度をやや上げてカラリと仕上げる。

蒸しキャベツの野菜ロール

キャベツ、ロール……という発想からもう1品。
キャベツの野菜ロール!

新鮮なキャベツの葉を丁寧に1枚ずつはがし、塩を少しふって蒸します。色が鮮やかに変わったら蒸し器から取り出し、かたい芯を包丁で削いで、葉をひろげます。アボガドのようなねっとりしたものを葉の表面に塗ってレモン汁や塩、こしょうなどを好みでふります。きゅうり、にんじん、大根、ピーマン、ズッキーニ、キャベツの芯の薄切りなどサラダ野菜、ハーブ類、ナッツ類、火をとおしたきのこ類、パリッと焼いた油揚げや厚揚げやなどなんでも家にあるものをのせ、手前からクルクルと巻きます。

アボカドの代わりにご飯でもOK!お好みのタレでガブリとどうぞ。さっぱりとしているのでたっぷりの野菜がいただけます。

具はお好みで。写真はアボカド、サラダ野菜、おかひじき、青しその葉、焼きしいたけ。
おかひじきのシャキシャキした独特な歯触りが特徴。

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